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『日刊サイゾー』ラジオ批評連載コラム「逆にラジオ」第31回更新~『バカリズムのオールナイトニッポンGOLD』~

『日刊サイゾー』のラジオコラム第31回は、なんだか凄くラジオっぽいのに実はラジオ慣れしていないバカリズムの、手練なのに初々しかったラジオレギュラー初陣に関して。

【不慣れなラジオの世界に切り込む、大喜利王者の一番槍『バカリズムのオールナイトニッポンGOLD』】
http://www.cyzo.com/2013/10/post_14776.html

ラジオという閉鎖的に見える世界(というか本当は「見えないがゆえに開放的で自由な世界」)に誰が新しい空気を持ち込むのかというのは、作り手が常に考え続け、聴き手も少なからず期待しているところだろう。

という話になると、やっぱり芸人というのはどうしてもラジオの内側というか中心に近い位置にいるイメージがあって、新しいというよりはむしろ保守的な選択肢に思えてしまうのではないだろうか。いまラジオ各局は、芸人でもアナウンサーでもミュージシャンでもないオルタナティヴな選択肢をいろいろと探っていて、その様子があらゆる番組の人選に表れているが、実はラジオから遠い人ほど「ラジオ的にやろう」と寄せていく傾向もあったりする。単に外部の珍しいところから人を連れてくれば新しくなるわけではないというのは、言うまでもなく当然の事実だろう(「言うまでもない」ことを人は必ず「言う」)。

芸人のラジオがはじまると聴いた時点で、「またか」と思う人も中にはいるかもしれないが、しかし芸人のラジオにも必ずそれぞれに違いはあるはずで、ではそこにはどのような違いがあるのか。その中から、ラジオの新しい形を生み出す可能性を秘めているのはいったい誰のどの番組なのか。別に新しくなくとも中身が面白ければそれでいいと個人的には思っているが、それではますますラジオの世界が閉じる方向に向かっているように見えてしまう(しつこいようだが実際には常に開かれている)のではないかという危惧もあって、だとすると面白いうえに新しい方向性を予感させてくれる芸人ラジオを期待していたところに、この番組が現れた。

とりあえず、この初々しさがこの先どんな想定外の方向性へと発展してゆくのか、注目したい。注耳したい。

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