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2014夏ドラマ感想~『ペテロの葬列』第1・2話~

初回2時間SPは、今どきのドラマにしてはさほど過剰な演出もなく、現実と非現実の狭間をピンポイントで突いた宮部みゆきの原作力を感じさせる充実した内容。

ただしメインとなる事件がバスジャックということで、当然だが中盤からバス内部のシーンが延々と続くことになり、展開が乏しくスピード感に欠けたのは、テレビドラマとしては少々悠長に構えすぎたと言えるかもしれない。

やはり映画と異なりチャンネルを気軽に変えられる(あるいはハードディスクから一瞬で消せる)メディアである以上、あまり視聴者の忍耐力をあてにすることはできない。閉鎖的かつ固定された場面設定は、その中身の会話劇が機知に富んでいたとしても、視聴者にかなり前のめりな姿勢を要求する。

配役に関しては、バスジャック犯を演じる長塚京三の名演が光る一方、彼が皆から「お爺さん」と呼ばれることに猛烈な違和感を感じた。お爺さんと呼ばれるには、明らかに見た目が若すぎる。そこは配役か台詞のどちらかを寄せるべきだっただろう。

そして第2回。初回の2時間で大きな事件発生から収束までひと通り完了してしまったため、2話目にしてすでに「戦後処理」あるいは「エピローグ」の様相。もちろん謎は残されており、不可解な人間関係上のトラップはそこかしこに用意されてはいるが、どうも「後日譚」といった感じの弛緩したムードは拭えない。

3話目での劇的展開に期待したいが、やはり1話目がピークという結果になる予感も。

【初回視聴率】9.1%

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